自担を全力で応援することしか能がないしがないヲタクですみません。

クソオタクが独断と偏見のみで好きなものを好きなだけ綴り時には備忘録的なこともしてしまう自己満ブログ

突如として平野担になったリア友が沼から足を洗いつつある話。

それは忘れもしない2014年4月1日午前0時過ぎ頃。私は布団の中でなんとなくTwitterのリア垢を見ていた。そこで私の目に飛び込んできたのは私の中学からの友達のつぶやき。その友達を仮にハナ子としよう。ハナ子は私たちが出会った頃から、OLで例えるなら毎朝スムージーを飲みティラピスに通い週3でスタバに通いTwitterやブログに空の写真を載せるような、音楽を聴くとしたら加藤ミリヤ清水翔太、時々西野カナ、という系統の女の子であった。つまり何が言いたいかというと全く”ジャニーズ”に興味がない女の子であった。一度チラッとジャニーズの話をした時、「あ〜〜、仁くんなら好きやけど他は興味ない。」という感じであった。
そんなハナ子の2014年4月1日のツイート。

エリンギプール\(^o^)/

私は目を疑ったとともに光の速さでリプライを送った。

何でハナ子がそれ知っとん

ちなみに、エリンギプールとは言わずと知れた今をときめく平野紫耀くんが残した迷言のひとつである。エイプリルフールのことらしい。
リプライを送ってから約10分後、ハナ子からLINEが来た。

私しょうくん好きやねん

またまた目を疑った。と共に言葉にできないくらい面白かった。あのハナ子が!!平野紫耀を好きだと!??なんだ?エイプリルフールの嘘か?いや、それにしてはJr.を好きと言ってくるなんて手が込みすぎているし、わざわざこそこそとLINEを送ってこない。これは本気だ。ただ、この時私はハナ子は平野紫耀の顔が好きなだけの”にわか”だと思っていた。なのでとりあえず平野紫耀を知った経緯を尋ねた。
要約すると、Rの法則をみて田中樹が気になり少クラを見始めたところ 平野紫耀くんにやられてしまったという(当時少クラでは関ジュニ通信というコーナーをほぼ毎回やっており、平野紫耀くんも出演していた)。ほぅ。なるほど。あるあるな堕ち方ではあるがヲタクの友達に見せつけられたなどの誰の手も借りず堕ちたという部分では少数派に入るかもしれない。経緯を知った私は、なぜ私に言ってくれなかったのかとキレた。私がジャニヲタだということ少しはわかっていただろ?私は今関東ジャニーズJr.のジェシーと岩本照という方々が大好きだ、と伝えた(すぐさま自分の話に切り替えるのはヲタク特有かもしれない)。Rの法則を見ていたハナ子はジェシーのことはもちろん知っていた。問題はひーくんのほうである。恐る恐る岩本照という超絶かっこいい人物を知っているか尋ねた。

知っとるで。だってSHARK見とったもん

強い。私が思っていたよりハナ子は強かった(SHARKとは日本テレビで放送されていた、平野紫耀主演のインディーズのロックバンドがデビューを目指して奮闘するドラマである)。そこからしばらくSHARKの話で盛り上がった。お互いの彼氏たちの自慢をしまくった(ほぼ自己満なので相手のメッセージは読んでいない)。
ハナ子がどの程度のヲタクであるか大体悟ったところで寝ようと思っていたが、最後に爆弾が投下された。

《ハ》これ言ったら多分引くってこと言ってもいい?

《私》なになに、ここまできたらキモいことなんてないぞ

《ハ》いや やっぱり流石にキモいからやめとく

《私》教えろや。眠れんやんけ

《ハ》……実はジャニーズ用のアカウントがある

( ்▿்)( ்▿்)( ்▿்)( ்▿்)( ்▿்)( ்▿்)ktkr

ジャニーズ用のアカウントというものはジャニごとをリア垢で呟くにはさすがにもうヲタクすぎてキモいよな、てか感情抑えきれねえし、と悟った人物が作るものである。
すぐさまハナ子にユーザー名を教えるよう脅した。だいぶ渋っていたがさすが5.6年の仲、仕方なく教えてくれた。光より速くフォローしに行った。いやそれにしてもアカウントを覗いてみたところ思った以上にヲタクである。しっかりとタグを作ってヲ友達もいる。もはやお隣さんもいる。ハナ子がヲタクになったことに関して全くキモいとかは思わなかった。むしろ、ようこそ!沼へ!!という歓迎の気持ちしかなかった。これからハナ子と年を取ってもジャニーズの話で盛り上がれるのかと思ったらもう嬉しくてしかたなかった。また、歓迎の気持ちとともに現れたのは「誰でもジャニヲタになり得る」というほれ見たか!という感情だった。ハナ子は私の周りでジャニーズから遠い存在ランキング第3位以内には必ず食い込んでくる存在であった。のに!こんなに!ヲタク!しかも!!Jr.という!!!沼!!!
それからというもの、ハナ子と遊ぶ時は必ずジャニーズの話が中心になった。ハナ子はkin kan なにわ皇子、いわゆる”なにきん”をこよなく愛していた。関西に疎い私はあまりついていけなかったし、一緒に闇に行った時はギャングスターというグループやメンバーを教えてくれた。未だに完璧には覚えられていないが…関西Jr.を愛するハナ子と関東Jr.を愛する私。オブラートほどの薄めの壁を感じたが何はともあれお互い共通の趣味を持っているので話は弾む。
ハナ子エピソードで驚いたのは 2013〜2014にかけてのカウントダウンコンサートを見て泣いた、というものである。そのカウコンではジャニーズWEST桐山照史中間淳太重岡大毅小瀧望、の四人でデビューするという発表があった。どうやらそれに泣いたらしい。7WESTがバラバラになることに、濱田崇裕が含まれてないことに泣いたらしい。そして、結局7人でデビューが決まった時も泣いたらしい。本人たちより泣く。それがヲタクである。
ハナ子と私の家は歩いて2.3分ほどでめちゃくちゃ近所なのでどちらかの家でよくDVD鑑賞会も催された。私はハナ子の家にお邪魔した時、善意で過去のカウコンのDVDを持って行き それを見ようとした。怒られた。見たくないと言われた。をとめ心というのは分からないものである。
ハナ子とは2014年の少年倶楽部in大阪も一緒に行った。正直私の中では五関様が死ぬほどカッコよかったことしか記憶にないので中身は置いといて、あのハナ子と一緒に参戦していることに笑いがこみ上げてきた。皆さんも想像してほしい。ジャニヲタとは対極にいるあの子と参戦すると思うとなんだか笑えてくるだろう。その感情だ。
また12月頃には松竹座でクリパが行われた。何故かジェシーが出演していた。私たちは死ぬほど行きたいと毎日のように言っていたがあいにくの受験生だったため泣く泣く諦めた。受験後お互い会うと必ずその当時の話をする。行けばよかったよな、と。てか行けたよな、と。ヲタクとはほとんど後悔で成り立っている生き物である。
そういえば、ハナ子は私にヲタクとバレる前に松竹座でやっていた関西Jr.の何かに参戦していた。何の現場だったかは忘れたが、私にバレた時点でもう現場を踏んでいるなんて…
何だかんだで2人は女子大生になった。ハナ子はサークルに入り「大学生活を充実させながら自然とヲタ卒する」という計画が胸の内にあることを明かしてくれた。私は「それは不可能だよ。そう言って沼に帰ってきたやつを何度も見た。ま、いつでも沼で待っているから」とヲタクとして去る者は追わず、来るものは拒まずの姿勢を見せた。私はお金がなくなると言う理由でサークルにも部活にも入らなかった。今思うとかなり正解な選択だと確信できる。サークルに入ったものの結局参加してない、という友だちを何人も見たし、実際ハナ子はサークルにお金がかかりすぎると嘆いていた。ほれ見たものか。
ハナ子はお金ないと言いながら2015年のクリエにも参戦していた。クリエはうちわ禁止だったのでハナ子は紫耀という文字を貼った軍手をして行ったそうだ。そしてファンサをもらったらしい。とても喜んでいた。ヲタク特有のもらったファンサをタダで赤の他人に披露するという芸も2億回はやってくれた。
ガムシャラサマーステーションが決まった時、ハナ子と緊急会議を開いたが 私はパフォーマンスチーム、ハナ子は特別公演だったため一緒に参戦するという話は無くなったが、お互い名義を貸して必死の形相で申し込めるだけ申し込んだ。結果としてお互いがお互いの公演を当てることはなかったが2人ともチケットを手にすることができた。ハナ子の参戦が控えていたある日、私たちは遊んだ。ハナ子は衝撃の一言を放った。

特別公演に行く気がなくなったのでチケット譲ろうと思う

……は?特別公演がどれだけ当たらないものか分かって言っているのかこの女は…だがしかし、ハナ子がそれ以前に夜行バスの予約のお金を振り込まず結局キャンセルになったという話を聞いていた。サマステに熱があればそんなことは絶対にしない。ハナ子は冷めていた。平野紫耀にではなく、関東に行ってしまった平野紫耀に冷めていた。ハナ子は面倒くさいので定価で譲ると言っていた。私に止める権利はないので別に止めることはなかった。平野紫耀のことは変わらず大好きだが、やはりキンプリとして活動する平野紫耀は彼女には受け入れ難かったらしい。私がジェシーのことは大好きであるがSixTONESとして活動するのはまだ完全には受け入れられてないのと似ているのだと思う。
私は夏休み、サマステに行ったり少年たちに行ったり滝翼2人旅に行ったりとなかなかヲタ充していた。
一方のハナ子はというと、

サークルの合宿で沖縄\(^o^)/

ウォーターラン楽しかった\(^o^)/

ユニバ\(^o^)/\(^o^)/

ユニバホラーナイト\(^o^)/\(^o^)/

誕生日サプライズ成功\(^o^)/

めちゃくちゃリア充している、、、有言実行とはこのことだろうか………
大抵ジャニヲタ、主にJr.担として沼から抜け出すのは本当に至難の技である。”沼”を想像してほしい。沼というものは大抵一人で抜け出すことは不可能だ。片足を抜こうとすればもう片足が沈む。手を付けてしまえば一巻の終わりである。沼から抜け出せる人というのは何らかの救助があるためだ。ジャニヲタに置き換えると、例えば代表は彼氏。彼氏ができたら彼氏が引き抜いてくれるので沼からの脱出が可能となる。また、仕事。仕事が忙しすぎるとなるとまたそれが引き抜いてくれるので沼から抜け出せる。他にもいろいろあるが現実というものは沼から抜け出すには全く力が足りない。弱いのだ。にも関わらずしっかりと沼から抜け出しつつあるハナ子。讃えてあげなければ。
ハナ子はある日こう言っていた。

私が紫耀くんを降りることはない。紫耀くんを降りるとき、それはヲタ卒するときだ

もうそのときが来ているのかもしれない。

帰って来る場所があるから安心してリアルを充実しておいで…それが私からの最後の言葉だ。